ストレッチの話
※被写体:小越しほみさん(モデル)
ストレッチを運動前後にすることで体の動きを良くし,怪我予防や筋肉痛の軽減などをすることはなんとなく知っている方も多いかと思います。しかしストレッチにも色々あり、その用途と効果について本日は説明いたします。
動的ストレッチ
体を動かして筋肉を刺激させ,関節の可動域を高める。心拍数や体温を上げることを目的とし,運動前のストレッチとして最適
しかし強すぎる動きだと逆に怪我の原因になる。軽いジャンプや関節回しが代表的
静的ストレッチ
反動や弾みをつけないように筋肉をゆっくりと伸ばしていくストレッチ。大体15〜20秒目安で時間をかける。筋肉の最大可動域(柔軟性)を広げることが最大の目的で、こちらは今からやる運動のためというよりも、今後より動きやすくするためのトレーニングに近い。これをやった後,可動域に変化があるため,激しい運動をすると怪我をしやすい。トレーニング後の身体が温まっている状態でやることが大事。ちなみにストレッチには筋肉痛や怪我を軽減させる効果はなく,動的も静的もあくまで動きやすくするためのもの。それが短期的な効果を出すのが動的で長期的に効果が現れるのが静的
筋膜リリース
長時間の停止姿勢もしくは激しい運動により起こってしまった筋肉のよじれやねじれを元に戻す。
筋膜に働きをかけるのが重要で,筋膜の柔軟性向上や筋肉疲労の回復、むくみ改善が見込めます。ただ、皮膚に傷や腫瘍,縫合部があると悪化させてしまうので注意が必要です。
まとめ
動的ストレッチ
すぐやる運動の効果を上げるまさに準備運動
効果→心拍数上昇、短期的な関節の可動域の向上
静的ストレッチ
今後の運動能力を高めるトレーニング。運動前にやると怪我の可能性あり
効果→筋肉・関節の柔軟性能を上げてパフォーマンスの向上
筋膜リリース
外部からの圧迫や刺激で筋膜のねじれを正す
効果→姿勢改善、むくみ改善、筋肉痛の回復を促す